歯のこと

元歯科勤務の私が教える良い歯医者の選び方【嫌な思いをした話も聞いてみた】

「歯医者さんで嫌な思いをして、もうそれ以来行っていない」

「もうあの歯医者は行きたくない・・・」

「でも、歯医者ってどう選べばいいのかな・・・?」

嫌な思いをして、歯医者さんに行かなくなったという方は多いと思います。

今回は「実際にこんな歯医者に出会って、行かなくなった!」というエピソードと共に、そんな歯医者に出会う確率が少しでも低くなるように、私が考える歯医者選びのポイントを7つお伝えします。

こんな歯医者には行かなくなった!実際のエピソードを集めた

歯医者さんで、こんなことがあって行かなくなった!不信感をもった!というエピソードをTwitterで募集してみました。

まずは、こんな歯医者は良くない!というエピソードを抜粋してご紹介します。あなたが通っている歯医者は大丈夫ですか?参考にしてみて下さい。

・説明や配慮不足

治療や対応に不信感…


他にも

  • ゴム手袋をせずに口に手を入れられた。
  • 幼少期ぐるぐる巻きに押さえつけられてトラウマ…。
  • 3時間待たされた挙句、治療はできないと言われ帰らされた。

など様々なエピソードをいただきました。これは確かに転院を考えるレベル…

上記の例は「悪い例」です。このように、歯医者で嫌な思いを繰り返してきて、行きたくなくなったという方も少なくないかと思います。

  • 歯医者は今まで適当に選んできてよくハズレを引く
  • 嫌な思いをして転院したいがな何を基準に選ぼうか迷う
  • 良い歯医者さんのポイントを知りたい

このような方に、私が考える歯医者選びのオススメポイントを7つ紹介します。



【必見】歯医者選びのポイント7選!

実際に歯科に勤めて数百人の患者さんのお話を聞き、自分も患者さんとして色んな歯医者に通ってきました。

患者さんに聞いたり、自分で感じた事だったり、歯科勤務ならではの情報を元に7つにまとめてみましたので是非参考にしてみてください!

1.説明をしっかりしてくれる

説明をきちんとしてくれる歯医者は、患者さんの事を第一に考えてくれています。

  1. 大きい金額が次回かかるときは事前に言ってくれる
  2. なぜここの歯が悪いのか、レントゲン写真や画像で説明してくれる
  3. こういう段階を踏んで治療をしていきます、と段取りや期間を教えてくれる

このような歯医者さんは、安心感があります。

ただでさえ、歯医者で何をされるか不安なのに説明がないともう行きたくないですよね。

また、説明がない歯医者に行ったという方のお話では

  • レントゲンを撮ったりせず、確認なくいきなり神経抜かれた
  • 麻酔するなんて聞いていなかったのに突然治療に入られた
  • どこが悪いかよくわからないまま削られた

など、ひどい目にあったというエピソードが沢山でてきました。

一度行ってみて、明らかに説明不足だな。と感じたら変な治療をされる前に転院してもよいでしょう。

2.院内を清潔にしている

衛生面がきちんとしている歯医者も、一つの基準です。

  1. 診療台や院内がキレイ
  2. 器具もきちんと滅菌されたものを使っているかわかるようになっている
  3. グローブ(薄いゴムの手袋)をしている

2番の、きちんと滅菌されているかという事は患者さんは確認の仕方が難しいですよね。

一番見てわかりやすい方法としては、パックに入れたまま用意してあったり、その場で開けて見せてくれる歯医者です。

「きちんと滅菌した器具をつかっています」とあえて見せてくれるところもあります。

あとは、エプロンや紙コップなど出来る限り使い捨てにしているという点ですね。

清潔ではなかったという歯医者に行っていた方のお話では、

  • 色々触ったであろう素手で口の中を触られた
  • うがいをするところに前の患者の血液がついたままだった
  • 器具が汚れていて、使いまわされていないか心配になった

などがありました。感染などにも関わりますので清潔ではない医院はやめたほうがよいでしょう。

3.HPが充実している

HPが充実しているところは、情報を発信していたり、院長・医院のポリシーを載せていたりと事前に医院の情報を知ることができます。

  1. 得意な分野、こだわりなどが掲載されている
  2. 院長やスタッフの紹介など、雰囲気がわかる
  3. どんな治療、設備、治療法があるのか見ることができる
  4. HPで予約や相談が出来る
  5. 症例を写真付きで掲載している

このように、色んな歯医者さんの情報を知ることが出来ます。ブログなどで日々の活動や思いを伝えているところもあります。

私の経験では、情報をこまめに更新しているところやスタッフや院長が日々の活動報告しているところは割と医院全体で勉強しているところが多いなという印象です。(今日はセミナーに参加しました!)など。

また、院長がどんな学会に所属しているかなども書いてあることも多いです。

金額や症例、こんな設備・治療があるなど色んな情報が載っているところは親切だなと思います。

行こうか迷っている時に、「痛くない歯医者」「裏側矯正」「最新機器導入」「託児がある」など、自分が探していたワードが書いてあって雰囲気が良さそうであればHPをきっかけに行こうと思いますよね。

HPがなかったり、ずっと更新されていなければ全く情報はわかりません。

近くの歯医者を検討中であれば、是非色んなHPを見比べてみて下さい。

4.予防歯科に力を入れている

予防歯科とは、定期検診や歯石除去、歯磨き指導など、虫歯や歯周病にならないように行う予防治療の事です。

日本人の歯への意識は低く、「虫歯の時に行けばいい」「痛くなってから行くもの」という人は少なくありません。

現在は世界的にも予防とメインテナンスを定期的に行い歯を残していこうという考えが主流です。

数か月に一回、予防のために検診に通うと一回で3000円台程度で済みます。

しかし、痛くなって神経を抜くなどの治療になると、保険適用でも神経治療からかぶせものの完成まで一本一万円以上はします。

歯を失い、インプラントとなると数十万円もかかるのです。

患者さんにとっても、お金と通う時間がかかってしまいます。歯を失うことで不自由も出てくる場合も。(噛めない、歯のバランスが悪くなり頭痛や肩こりになるなど)

そうならないために、予防歯科に力を入れている歯医者さんは患者さんの事をきちんと考えてくれている歯医者さんだと言えます。

矯正専門医院など、矯正のみしかやっていない歯医者は除きますが、治療をやっているところは予防にも力を入れているところをおすすめします。



5.院長やスタッフの態度・対応が良い

どんなに院長の腕が良くても、態度や対応で通い続けるか変わりますよね。

  1. 今日の状況、体調、生活背景、持病など総合的に把握してくれる
  2. どのスタッフも挨拶をしてくれる
  3. 誠意をもって対応してくれる
  4. 電話の対応が良い
  5. 言葉遣いがきちんとしている

などが好印象です。患者さんのその日によっての状態を把握し、きちんと対応してくれるところは信用できます。

例)

  • 腰を痛めている→イスの角度を調整してくれる
  • 足を骨折している→入り口から近いところをご案内
  • 歯医者が苦手だ→一つずつ説明や大丈夫か声掛けをしてくれる
  • 仕事の合間にきた→何時までに戻らないといけないか事前に聞いてくれるなど

逆に、対応が最悪だったという方のお話では、こんなエピソードがありました。

  • 痛くて電話したら「今日は無理です」の一点張りだった
  • よくこんな歯になるまで歯医者行きませんでしたねと心ない言葉をかけられた
  • 院長が怒鳴ったり、スタッフ同士の文句話が聞こえてきて雰囲気が最悪だった

眠れないぐらい痛くて助けの電話をいれたのに、無理と言われると他の歯医者行きますよね…

院長の腕が良いという歯医者は何件もあります。しかしA院とB院、同じ腕を持っていたなら、次に見られるポイントは大体の場合が対応です。

毎年スタッフは変わりますし、対応や態度・雰囲気などは来院してからでないとわかりません。今後通い続けるのであれば、来院してみて対応がよいところがオススメです。

6.すぐ歯を抜こうとしない歯医者

すぐ歯を抜こうとする歯医者は疑った方がいいポイントです。なぜなら…

  • 神経の治療が上手じゃない可能性がある(技術不足)
  • 歯を残そうとせず、抜いて高額インプラントばかり勧めてくる(利益重視)
  • 手っ取り早いから(ずさんな治療)

ちょっとブラックな話になりますが、歯科業界にいる時に聞いたことがあります。

神経の治療は難しく、腕が悪いと治療後の予後が悪かったり(銀歯入れたのにずっと痛む、腫れるなど)かぶせものが外れたりとすぐ再治療になったりすることもあります。

残せそうな歯でも「抜きましょう」と患者の不本意に抜かれるケースもあるそうです。その方が神経の治療をしなくてすむし、手っ取り早いからです。

残せる歯を残すより、簡単に抜いてインプラントを入れてくれれば、医院も潤います。

  • 他の治療方法を提案せず高額インプラントしか薦めない
  • なぜインプラントが今の自分の状況において最適な治療なのかをきちんと説明しない

という歯医者は要注意です。これらの考えは患者よりも、自分ファーストな考え方で良くない歯医者です。

そんな目に遭わないためには?

患者さん側からすると、先生が「抜くしかない」と言われると「そうするしかない」と思い込みがちですよね。

「本当に抜くしかない?この歯、残せない…?」

もし、不信感を抱いたらセカンドオピニオンをおすすめします。

他の病院を1,2件回って先生の意見を聞いてみて下さい。

私が勤めてた医院でも「前の医者から抜歯と言われたけど先生はどう思いますか」とセカンドオピニオンにこられる患者さんもよくいらっしゃいました。

確かに、”悪化しすぎてどうしようもなく抜くしかないパターン”も沢山あります。

有名な先生のところに行っても抜歯しかないという事はよくあるのですが、「まだ残せるよ」と抜かずに治療で歯を残すことができた例も多々あります。

不信感を抱いたら、後悔する前に他の先生に相談してみて下さい。

7.色々治療方法を勧めてくれる歯医者

先ほどと通ずるところもありますが、色々な治療方法があるときは一つ一つ説明してくれる歯医者さんがオススメです。

例)歯を一本失ってしまって治療をしたい。

×それはインプラントするしかないです。

×保険じゃ無理ですね。自費治療しかありません。

先ほども述べましたが、保険治療の話をせず、自費治療を強く進めてくる場合は利益しか考えていない可能性があります。

自費治療とは、保険適用外の治療で10割の全額負担の治療の事を言います。

 

歯を一本失った場合の治療例としては、

  • 保険ブリッジ(隣の歯を少し削り、橋渡しのようにして被せるかぶせもの)
  • 一本義歯(保険適用、取り外し可能な一本の入れ歯)
  • 自費のブリッジ(質感・審美性◎見た目がキレイ)
  • インプラント(自費だが、本物の歯のように噛める、安定性がある)

「自費治療しかない」と言われたかもしれませんが、「歯を一本失った」という事実に対してこんな感じで実は他の治療法もあることがあります。(医院によって取り扱っている治療内容は違います)

保険内で出来ることは限られるので、高度なこだわりがある場合は「それは自費治療しかない」と言われることも現状としてはありますが…

「お金をかけてもいいから、見た目をきれいにしたい」

「経済的に厳しいので保険の歯にしたい」

など、人により環境や考え方は違いますので、一つしか提案されなくて不安な場合は「他に方法ってあるんですか?」と聞いてみたり、調べてみてくださいね。



歯科医院の選び方まとめ

  • 説明をしっかりしてくれる
  • 対応や態度が良い
  • HPが充実している
  • すぐ抜かない、予防歯科に力を入れている
  • 色々な提案をしてくれる
  • 院内が清潔

以上、歯医者の選び方のオススメ7選でした。

歯は一生モノですので素敵な歯医者さんを見つけてメンテナンスを続けて、美味しいものを生涯食べられる歯の環境づくりを目指してみてくださいね♪